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新築マンション購入希望者、同時に「新築マンション以外も検討」が65%/大京グループ調査

 大京グループはこのほど、グループ各社へ問い合わせをした顧客を対象に住まいに関するアンケートを実施、その結果を発表した。アンケート回収件数は2,452件(男性1,716人、女性736人)、期間は2012年1月6日(金)~1月17日(火)。今回が2回目の調査。

 今回の調査では、新築マンション購入時に重視する点として、トップが「立地・環境」が88%(前年調査90%)となり、次いで「日照や採光がよいこと」が66%(同73%)となった。3位は「免震構造など、耐震性が高いこと」の60%(同49%)で、前年調査から大幅にパーセンテージを上げた。
 なお、中古マンション購入時に重視点においても、「立地・環境」「築年数」「日照・採光」の上位3位が前回の調査より減少している一方、4位の「耐震性」は44%(同40%)と重視度を上げており、災害への備えを重視する傾向がみられた。

 検討したいエリアでは、トップが「通勤・通学の便がよい」で42%(同40%)。次いで「買い物が便利」が36%(同39%)、「現居住地の近く」が35%(同35%)。40歳代以下は勤務先に近い場所を、50歳代以上はより都心部を選ぶ傾向が明らかになった。
 また、年代にかかわらず「行政サービスが充実」(31%)を回答にあげる人が多く、前年比5%増となった。

 また、希望する居住形態については、新築マンションを検討している人で、新築マンションのみ希望が39%、それ以外にも検討している人が61%との結果に。同時検討の対象として中古マンションが75%、新築戸建てが47%、中古戸建が26%、賃貸マンションが23%とその選択肢は多岐にわたることが分かった。


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