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木更津のアウトレットパーク、13日にグランドオープン/三井不動産

「三井アウトレットパーク木更津」(写真はノースゲート付近)
「需要の掘り起こし、集客、雇用創出にも大きく寄与していきたい」と語る、同社専務取締役商業施設本部長・飯沼喜章氏
リゾート感を演出した「コーストプラザ」
「フェイラー ファクトリー アウトレット」(左)や「ジュリーク」(右)など、日本初出店21店舗、関東初出店46店舗をはじめ、171の店舗が集結
環境配慮の取り組みとして、建物の一部に壁面緑化を導入している

 三井不動産(株)は11日、13日に開業する「三井アウトレットパーク木更津」(千葉県木更津市)のプレス内覧会を開催した。

 「三井アウトレットパーク木更津」は、「かずさアクアシティ」内に立地する敷地面積21万5,000平方メートル、店舗面積2万8,000平方メートルの大規模商業施設。JR内房線「袖ヶ浦」駅から約2km、東京湾アクアライン「木更津金田」ICから約1km。同社が進めるアウトレットモール「三井アウトレットパーク」では12施設目となる。

 「BOSO CITY RESORT」を開発コンセプトに、施設全体を「オーシャンゾーン」「アーバンゾーン」「グリーンゾーン」に分類、ゾーンごとに異なるファサードデザインを採用している。店舗数は171で、うち日本初出店は21、関東初出店は46。

 東日本の商業施設では最大規模となる600kWの太陽光発電システムを導入し、共用部で使用する年間消費電力の約50%相当の電力を発電していく計画のほか、壁面緑化や電気自動車充電設備の設置など、環境にも配慮。また、子供連れの来場者を意識し、キッズ向けの遊び場を複数箇所設置したほか、フードコートには子供が使いやすい高さのテーブルセットや手洗い場所などを整備。オムツ替え設備や調乳設備も完備したほか、ベビーカーとともに個室に入れるトイレなども用意している。

 同日挨拶した同社専務取締役商業施設本部長の飯沼喜章氏は「アクアラインの通行料引き下げで、木更津のポテンシャルは大いに向上している。今回の施設オープンが、観光客、買い物客などの集客に、“木更津”という地の認知度向上に、そして周辺エリアの雇用創出寄与する施設となるよう、運営していきたい」と挨拶した。

 同社では、開業後1年の売り上げを320億~340億円と見込んでいる。


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