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3月の首都圏分譲マンション賃料は微減/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは12日、2012年3月の三大都市圏(主要都市別)における分譲マンション賃料月別推移を発表した。

 同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は、2,524円(前月比▲0.2%)と3ヵ月連続の下落。都県別では、東京都が2,933円(同▲0.3%)、神奈川県が2,029円(同▲0.3%)でともに下落。一方、千葉県は1,546円(同0.1%増)、埼玉県は平均築年数の若返りにより1,623円(同1.1%増)と上昇。首都圏全体では、再び横ばいから弱含みの基調で推移し始めた。

 都市圏別では、東京23区3,029円(同▲0.4%)、横浜市2,175円(同▲0.6%)、千葉市1,508円(同0.3%)、さいたま市1,766円(同2.4%増)。さいたま市は特に賃料水準の高い中央区や浦和区で流通事例が増加した影響から、上昇幅が主要都市の中では比較的大きくなった。

 近畿圏の価格は1,701円(同▲1.0%)と前月に続いて下落し、10年下半期以降続いていた安定推移に陰りが見え始めた。中部圏は1,494円(同▲0.2%)で、前月に引き続き下落したが、底値圏の賃料水準は維持している。


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