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首都圏新築マンション価格インデックス、11年10~12月期は前年同期比4.4%減/アトラクターズ・ラボ調査

 アトラクターズ・ラボ(株)はこのほど、「首都圏の新築・中古マンション価格インデックス」を作成、その結果を発表した。

 売買されるマンション価格は単純平均すると、エリアや面積などの物件属性の偏りで市場の現況を把握することが難しいが、物件ごとの違いをすべて補正し、価格インデックスを作成した。

 単純平均との乖離は主に立地の変化を表しており、2008年をピークとして、11年は06年と同水準まで下落。立地は05年当時と同様になっていることが分かった。11年10~12月期は前年同期比▲4.4%下落し、購入環境としては、悪い状況ではないとした。

 また、築年についても補正した中古マンション価格インデックスでは、04年1月を基準月として新築と中古を比較すると、07~08年は新築価格が高過ぎて、中古になると他の都市よりも10%余計に下落したことが分かった。現状は新築指数が下がった割に中古指数が高止まりしていることから、中古になっても価格が値下がりしにくい状況にあると分析している。
 中古価格のインデックスは11年10~12月期は前年同期比▲3.0%下落した。

 詳細は同社ホームページを参照。


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