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スカイツリー開業が周辺の家賃相場に与える影響は軽微/オウチーノ総研調査

 (株)ホームアドバイザー・オウチーノ総研は18日、「スカイツリーが周辺の家賃相場に与える影響」についての調査結果を公表した。

 調査対象は、スカイツリーの見える賃貸住宅を扱っており、スカイツリー3㎞圏内にある不動産会社72社。また、先行して東京タワーに関しても3㎞圏内にある64社に対して同様の調査を実施、両者での比較も行なった。調査期間は9~13日の5日間で、調査方法は電話による聞き取り。

 それによると、「現在スカイツリーの見える部屋は、スカイツリー着工前・後で家賃に変動はあったか」との問いに、「上昇した」と回答したのは72社中わずか7社(9.7%)だった。一方では、「スカイツリー周辺は全体的に家賃が下がっているが、スカイツリーの見える部屋は下がりづらい」「不景気で部屋が決まりにくくなっているので、スカイツリーが見えることは売りになる」などの意見も挙がった。

 また、「同じマンション内で『見える部屋』と『見えない部屋』で家賃は変わるか」との問いに、スカイツリー周辺では「見えるほうが高い」と回答したのはわずか2.8%だったのに対し、東京タワー周辺では43.8%が「高い」と回答した。
 
 詳細は、ホームページ参照。


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