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名古屋圏、住宅地・既存マンションともに12期連続横ばい傾向/三井不動産リアルティ調査

 三井不動産リアルティ(株)は19日、名古屋圏(名古屋市およびその近郊・岐阜県)の住宅地および既存マンション価格の動向調査「第14回リハウス・プライスリサーチ」(2012年4月1日時点)を発表。調査地点は住宅地100ヵ所、既存マンション114ヵ所。

 12年1~3月における変動率は、住宅地価格で0.6%アップ、既存マンションで▲0.8%と、いずれも12期連続の横ばい傾向となった。住宅地地点のうち、上昇は10ヵ所(同6ヵ所)、下落は4ヵ所(同14ヵ所)、横ばいは86ヵ所(同80ヵ所)となった。既存マンション地点では、上昇は8ヵ所(同8ヵ所)、下落は22ヵ所(同17ヵ所)、横ばいは84ヵ所(同89ヵ所)。

 地域別では、住宅地が名古屋市▲0.6%(同0.5%)、名古屋市近郊北西部0.4%アップ(同▲0.8%)、名古屋市近郊南東部1.0%アップ(同▲0.3%)、岐阜県0.0%(同0.0%)と、全体的に横ばい、名古屋市近郊南東部がやや上昇傾向となった。既存マンションは、名古屋市▲1.0%(同▲0.3%)、名古屋市近郊北西部▲0.3%(同▲0.1%)、名古屋市近郊南東部▲0.8%(同▲0.8%)、岐阜県0.0%(同0.5%アップ)と、全体的に横ばい、名古屋市がやや下落した。

 なお、11年の年間変動率も発表。住宅地は▲0.2%(同▲0.9%)、既存マンションは▲2.2%(同▲1.4%)と、既存マンションの下落幅が拡大した。

 今後の見通しについて、同社は「引き続き横ばい傾向にて推移し、大きな価格変動は見られない」とコメントしている。


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