(株)アールシーコアは20日、同社が主導するBESSブランド住宅の建築における工事請負契約について、4月より「エスクロー制度」を導入したと発表した。住宅FCでの全件対象導入は業界初。
エスクローとは売り手と買い手の間に中立的な第三者を仲介させ、代金の決済代行を含め安全な取引をサポートする制度。「第三者寄託」と言われるもので、欧米での不動産取引においてはポピュラーな制度。
同社の制度では、顧客が、請負契約代金を中立的な第三者金融機関の「日本モーゲージサービス(株)」(以下:MSJ)が管理する信託口座に預託、国交省指定住宅瑕疵担保責任保険法人による工事進捗報告に合わせ、「MSJ」が同口座から元請会社への支払い指示を行なう、というもの。
これにより、工事途中で元請会社の破たん等が発生しても、未着工事部分の金額は保護されるという。