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中古マンション価格天気図、「晴」地域増加も全国的には下落傾向/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは26日、2012年3月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプ中古マンションの流通事例価格を月ごとに集計、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合は「雨」と表記している。

 3月は、「晴」が前月の4から7地域に増加したものの、「小雨」が13から16に増加。全体的に価格は下落に転じた。「薄日」は前月同様の14を維持、「曇」は12から6に減少、「雨」は4と変化なし。

 県別に見ると、北海道、青森県、宮城県、栃木県など、東北と北関東で回復。反対に、愛知県、静岡県、岐阜県、大阪府、愛媛県、大分県で悪化が目立った。
 なお、前月から改善した地域は前月の14から9に減少、悪化した地域は4から6に増加。横ばいの地域32のうち「小雨」が12と最多で、「雨」の3を含め、同じ横ばいでも悪天候(低値安定)が維持された地域が多かった。

 天気図は、同社ホームページを参照のこと。


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