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東京・足立区で総区画数206の戸建分譲。5月12日より販売を開始/中央グリーン開発

「パレットコート六町 東京ココロシティ」モデルハウス外観
街区俯瞰図。中央に公園を配置し、緩やかにカーブしたメインストリートは車の走行スピードを落とすという安全面の効果も
公園の建設予定地には、すでにランドマークツリーのカツラの木が植樹されている。コミュニティのシンボルとなるハート形の葉が茂ることから選んだ
「防犯に配慮したまちづくりを進めていきたい」と話す、同社代表の中内景太良氏

 ポラスグループの中央グリーン開発(株)は26日、23区最大級となる区画数206の戸建分譲住宅「パレットコート六町 東京ココロシティ」(東京都足立区)の第1期(17棟)について、5月12日に販売を開始すると発表。報道陣にモデルハウスを公開した。

 「パレットコート六町 東京ココロシティ」は、つくばエクスプレス「六町」駅徒歩17分、東武スカイツリーライン「竹ノ塚」駅徒歩26分に立地する大規模戸建分譲住宅。総開発面積3万2,300平方メートル。

 住民同士が“まちなみ景観協定”を結び、垣や柵の構造の制限や植栽の管理・保全の取り決めを行なうほか、7つの街区ごとに異なる建物装飾や、オリーブ・ヒメリンゴ・ブルーベリーなど実の成るシンボルツリーを植樹することで、個性豊かで統一感のあるまち並みを実現。敷地面積3割の緑化や、街区メインストリートの電線地中化を図るなど、景観に配慮した。
 また、計画段階から足立区行政と連携を進め、防犯面に配慮したまちを目指している。玄関ポーチや門灯、庭園灯のLED照明を夜間自動点灯し、街区内8ヵ所に防犯カメラを設置するほか、タウンセキュリティ巡回サービスなども導入。3月には足立区が進める「防犯設計タウン」の第1号(都内でも初)に認定された。
 住民同士のコミュニティ促進を図るため、入居者が気軽に交流できる公園を街区中央に配すほか、入居後にはシンボルツリーから収穫した果実を使用したジャムづくりのワークショップなどを開催。また情報を共有できる住民専用コミュニティサイトも用意する。
 そのほか、環境性能評価システムの「CASBEE Sランク」を取得しており、全棟でEV対応コンセント(200V)を装備。東側街区には太陽光パネル・HEMS・蓄電池を搭載したスマートハウスの導入を予定するなど環境面にも配慮した。また防災備蓄庫も設置する。
 
 間取りは2LDK+WC~5LDK+P+WC、建物面積は82.59~107.37平方メートル(第1期)。第1期の販売価格は3,000万円台半ば~4,000万円台半ばで、入居時期は2012年11月頃を予定。

 3月に宣伝活動を開始以来、問い合わせは約200件ほど。うち居住地は7割が都内(4割が足立区在住)で、千葉・埼玉など広域からの反響も増えているという。年齢層は35歳前後。今後は6月に30棟、7月に30棟を販売する予定。

 同日開催された会見で、同社代表の中内景太良氏は「23区最大級となる206区画の大規模戸建分譲となる。足立区行政と連携し、防犯に配慮したまちづくりを進めていきたい」などと話した。


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