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“まち全体が発電所”、日本初のスマートタウンが仙台郊外に完成/積水ハウス

 積水ハウス(株)は27日、東日本大震災後に開発された宮城県内最大級の大型住宅団地、「スマートコモンシティ明石台」(宮城県黒川郡富谷町)のまちびらき式典を執り行なった。同団地は、太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池とHEMSを搭載したスマートハウスを軸とした、日本初のスマートタウン。

 軸となるスマートハウス「グリーンファースト ハイブリッド」は、同社が2011年8月より販売を開始したもの。まち全体で1年間に発電する電力量は、電力消費量の約1.7倍の2,508MWhと大幅に上回り、近隣世帯へ1,039MWhもの電力供給が可能。

 また、災害時には集会所が避難所として機能するよう、「防災コミュニティセンター」を2ヵ所に計画している。このセンターには制震システム「シーカス」を導入するほか、防災備蓄倉庫を備えるなど、防災の面でも考慮した建物とする。

 なお、スマートコモンシティ明石台全体764区画のうち、同社所有区画数は431戸。


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