国土交通省は2日、”緑のカーテン”に関する取り組みを調査し、その結果を発表した。全国の地方公共団体へのアンケート調査により集計したもので、今回が初の調査となる。
”緑のカーテン”とは、アサガオやゴーヤ、ヘチマなどツル性の植物を建物の窓や外壁に沿って生育、太陽の日射熱を遮ることで、室内の温度上昇を抑制するもの。条件によって異なるが、室内温度を2度程度低減できるという。
同調査によると、平成23年度において”緑のカーテン”に取り組んだ地方公共団体は231団体。取組み内容としては、「公共施設への設置」(184団体)が最も多く、続いて「資材支援」(131団体)、「パンフレット・ホームページの開設」(116団体)等の活動となった。
同省の分析によると、全国の約8割の都道府県内において“緑のカーテン”への取組みが実施されていること、政令都市の約9割が取組んでいることが明らかになった。