(株)住生活グループは7日、2012年3月期決算を発表した。
当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結経営成績は、売上高1兆2,913億9,600万円(前期比6.3%増)、営業利益179億1,500万円(同▲55.7%)、経常利益161億2,500万円(同▲58.8%)、当期純利益18億6,800万円(同▲88.2%)。子会社統合に係る一時的な営業費用の増加、タイの洪水の影響によるコストアップ等から、営業利益は約半減。特別損失に災害による損失、減損損失等を計上したことにより、純利益は9割弱の減となった。
金属製建材事業では、環境配慮型商品の提供を通じて拡販に努めたことに加え、新規連結の影響もあり、売上高5,149億9,200万円(同5.4%)を計上。しかしながら、販売価格水準の低下、タイ工場操業停止によるコストアップが発生したことから、営業利益は39億8,700万円(同▲82.0%)の減益となった。
水回り設備事業については、市場占有率が低下し、売上高は3,704億5,100万円(同▲2.5%)と減収。粗利率の改善等に努めるも、統合一時費用の負担も加わり、営業利益は114億7,300万円(同▲11.8%)の減収となった。住宅・不動産他事業については、売上高は613億2,900万円(同6.7%増)、諸経費の削減等に努めたことで、営業利益は42億6,200万円(同79.6%増)と増収増益を確保した。
なお次期については、売上高1兆4,700億円、営業利益500億円、経常利益500億円、当期純利益290億円を見込んでいる。