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住宅事業が好調、増収増益に寄与/住友林業12年3月期決算

 住友林業(株)は10日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結経営成績は、売上高8,318億7,000万円(前年同期比4.3%増)、営業利益191億9,100万円(同34.8%増)、経常利益207億1,400万円(同45.8%増)、当期純利益92億7,100万円(同79.1%増)。

 木材建材事業では、国内の木材・建材流通事業において、新設住宅着工戸数が増加したほか、取扱商品の数量増などにより業績は堅調に推移。売上高3,810億8,600万円(同2.4%増)を計上、経常利益は46億6,700万円(同▲3.7%)となった。

 住宅事業では、戸建注文住宅事業において、三大都市圏でシェア拡大を図ったほか、継続した生産コストダウンの取り組みに注力。アパート事業については、戸建注文住宅事業の担当者によるアパート併売を開始、業績は好調に推移した。その結果、売上高は3,728億6,100万円(同8.3%増)、経常利益は246億2,100万円(同29.7%増)。

 不動産事業については、販売が好調に推移。介護付き有料老人ホーム運営事業では、サービス向上、経営基盤の強化を図り、東京23区初の木造耐火構造3階建て有料老人ホームを建設するなどした結果、売上高は440億2,000万円(同▲12.3%)、経常利益は11億9,300万円(同32.1%増)となった。

 なお次期については、売上高8,450億円、営業利益225億円、経常利益230億円、当期純利益130億円を見込んでいる。


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