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稼働率上昇で増収も、修繕費増加で減益/京阪神ビルディング12年3月期決算

 京阪神ビルディング(株)は10日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(2011年4月1 日~12年3月31日)の連結売上高は132億9,100万円(前年同期比1.2%増)、営業利益44億400万円(同▲11.9%)、経常利益34億4,800万円(同▲16.4%)となった。当期純利益については前期に減損損失による特別損失があったことによる反動で、17億4,000万円(▲1.9%)と小幅な減益にとどまった。

 主力業務の土地建物賃貸事業では、既存ビルの稼働率が上昇し、売上高は129億5,900万円(同0.9%増)と増収。一方、大規模な設備改修工事に伴う修繕費の増加により、営業利益は48億1,100万円(同▲10.9%)となった。

 その他事業に関しては、売上高3億3,100万円(同14.4%増)、営業利益2,800万円(同▲11.0%)。データセンタービルへのテナント入居に伴い、建築請負工事の受注が増加したものの、利益率が低下したため、増収減益に。

 なお、通期では売上高136億円、営業利益45億円、経常利益37億円、当期純利益20億5,000万円を見込んでいる。


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