(株)矢野経済研究所は11日、2012年2~4月の住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表した。同社専門研究員が市場規模を算出、併せて文献調査を行なったもの。
11年の住宅リフォーム市場規模は、推計値で6兆1,319億円(前年比3.1%増)。上半期は、震災の影響もあり大きく需要を落としたが、その後夏頃から回復。下半期は前年比10%を超える需要が発生し、結果的に年間でも前年を超えたと分析。
また、12年の住宅リフォーム市場規模は、約6.3兆円(10年比約2%増)と予測。太陽光発電システムをはじめとした「創エネ」関連、復興支援・住宅エコポイントによる「省エネリフォーム」などが期待要因となり、堅実なリフォーム需要が続くが、それ以外のリフォーム需要は景気回復などの経済環境に左右され、11年下期の反動も懸念されるため、微増と予測している。