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多田建設の売り上げが寄与。営業利益16%増の28億9,200万円計上/日神不動産12年3月期決算

 日神不動産(株)は11日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は、505億3,300万円(前期比32.9%増)、営業利益28億9,200万円(同16.7%増)、経常利益29億6,900万円増(同26.6%増)、当期純利益29億5,000万円(同▲30.3%)。前年同期比で純利益が大幅減となったのは、前年に多額の特別利益を計上したことの反動によるもの。

 主力の不動産事業では、日神不動産における新築分譲マンションの販売が東日本大震災の間接的影響により783戸にとどまり、通期では増収増益となったものの、小幅な増加率となった。売上高は260億8,500万円(同10.6%増)、セグメント利益12億9,500万円(同26.1%増)。

 建設事業では、多田建設の業績が通期で寄与したことに加え、受注高が想定を上回ったことから、売上高は249億1,400万円、セグメント利益は11億7,200万円。なお、当期より多田建設の100%子会社の(株)シンコーが連結対象となったため、前期比表示はない。

 次期は連結売上高530億円、営業利益28億円、経常利益27億円、当期純利益22億円を見込む。


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