(株)新日本建物は11日、2012年3月期決算を発表した。
「株式会社新日本建物 事業再生計画」の初年度となる当期(2011年4月1日~2012年3月31日)の連結売上高は137億9,500万円(前期比41.7%増)、営業利益7億3,900万円(前年同期:営業損失23億5,600万円)、経常利益4億6,000万円(同:経常損失25億4,200万円)、当期純利益4億4,400万円(同:当期純損失12億3,500万円)と、黒字転換。
主力の流動化事業は、東京都・埼玉県・千葉県を中心に、他ディベロッパー等に対するマンション用地等の販売に注力し、「千歳烏山(土地)プロジェクト」(東京都世田谷区)、「三田3丁目(土地)プロジェクト」(東京都港区)等、8件の引き渡しを行なった。売上高は75億5,300万円(同116.2%増)、営業利益8億5,800万円(前期:営業損失15億4,800万円)となった。
マンション販売事業は、東京都・神奈川・埼玉県を中心に首都圏において、自社によるマンション開発・分譲事業を行なったほか、建設済みあるいは建設中の新築マンションの買取再販事業を展開。売上高は52億7,100万円(前期比0.1%増)、営業利益3億7,400万円(同71.5%増)となった。
なお、次期は連結売上高175億8,000万円、営業利益8億8,000万円、経常利益4億7,000万円、当期純利益4億6,000万円を見込んでおり、同社の最も強みとする住宅分譲市場においてマンション買取再販事業・戸建販売事業・専有卸事業を積極的に展開していく計画。