リゾートソリューション（株）は11日、2012年3月期決算を発表した。
当期（2011年4月1日～2012年3月31日）の連結売上高は179億9,200万円（前期比▲9.9％）、営業利益1億1,900万円（同▲13.4％）、経常利益5億400万円（同▲28.1％）と震災の影響を受け減少。一方当期純利益は、原発事故により運営施設等が被った損害に対する東京電力（株）の損害賠償を営業保証金として特別利益に計上したため、4億9,200万円（同50.6％増）の大幅増に。
主力のゴルフ運営事業では、新規に4ゴルフ場を取得、2ゴルフ場の運営受託を開始したことなどにより、売上高76億4,300万円（同▲6.5％）、営業利益4億8,500万円（同▲45.9％）に。
ホテル運営事業においては、昨年10月に「ホテルリソル博多」を開業。会員組織面では、「ホテルリソルカード」会員向けに、朝食の会員特別料金、新聞無料等得点の拡充に努めた。震災当初は関東および北海道地区で宿泊者の大幅な減少を強いられたものの、下半期にはほぼ全てのホテルで稼働率が回復したもの。売上高66億300万円（同▲11.9％）、セグメント損失1,500万円（前年同期：セグメント損失3億6,000万円）にとどまった。
なお、次期は連結売上高190億円、営業利益6億円、経常利益8億円、当期純利益5億円を見込む。