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マンション販売戸数減も、販管費の圧縮などで営業利益3割増/コスモスイニシア12年3月期決算

 (株)コスモスイニシアは14日、2012年3月期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は802億円(前期比▲20.9%)、営業利益18億5,200万円(同31.3%増)、経常利益13億9,800万円(同99.3%増)、当期純利益13億3,400万円(同469.4%増)。10年2月より事業用地取得を再開した新築マンション・戸建住宅の売上計上が本格的に寄与したことに加え、前期でたな卸資産評価損の計上が一巡したこと、販管費の圧縮が図られたことなどで黒字を確保した。

 不動産販売事業は、マンション引渡戸数が1,091戸(同▲362戸)と減少したことなどにより、売上高は561億6,300万円(同▲28.7%)。新築マンションの売上総利益率は前年度比で0.9%改善し21.1%となったこと、たな卸資産評価損の計上が一巡したことで、営業利益は35億1,900万円(同14.1%増)と2ケタ増となった。

 次期は、連結売上高876億円、営業利益37億円、経常利益33億円、当期純利益33億円を見込んでいる。


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