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戸建住宅の受注増へ地域独自の商品展開を検討/大和ハウス工業

 大和ハウス工業(株)は15日、2012年3月期決算説明会を開催した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は1兆8,487億9,700万円(前年同期比9.4%増)、営業利益1,149億5,500万円(同31.1%増)、経常利益1,085億600万円(同37.3%増)、当期純利益332億円(同21.8%増)。
 同社代表取締役社長の大野直竹氏は「東日本大震災による仮設住宅等の建築が大きな要因となり、売上高と営業利益が2期連続、経常利益が3期連続で過去最高を達成した」などと述べた。

 事業別受注高で戸建住宅だけが2,392億円(前年同期比▲1.4%)と減少していることについては「戸建住宅の営業体制は、エリア密着型とは言いにくい状況。今後は支店制の上にブロック制を敷くなど体制を整備する。『xevo(ジーヴォ)』は高級商品で、地方では購入できる層が限られてしまう。内容を落とさず安価なものを提供するなど、地域の独自商品も展開していき、受注を増やしていきたい」(同氏)などと語った。

 次期については、売上高1兆9,000億円、営業利益1,180億円、経常利益1,110億円、当期純利益580億円と、すべてにおいて過去最高になることを見込んでいる。

 ※同社12年3月期決算の詳細については過去のニュースを参照。


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