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団塊世代の3割以上が定年を機に住み替えを希望/LIXIL調査

 (株)LIXILは16日、団塊世代を対象とした、住まいおよび庭に関する意識調査の結果を発表した。東京および大阪に住む団塊世代(62~65歳の男女、または配偶者が団塊世代にあたる女性)を対象に、インターネットで調査。サンプル数は500名。調査期間は2012年4月17~20日。

 「定年を機に住まいを変えたいか」との問いでは、全体の34.4%が「はい」と回答。このうち「住み替え」が52.9%、次いで「リフォーム」が36.0%という結果だった。平均予算は「住み替え」が3,555万円、「リフォーム」が398万円、「修繕」が194万円。東京と大阪で比較すると、東京の「住み替え」が4,126万円で、大阪の「住み替え」2,682万円よりも1,444万円も高かった。「リフォーム」についても東京が456万円だったのに対し、大阪は100万円以上も低い351万円となった。

 住み替えたい“理想的な家”については、男性では一戸建て(庭付き、庭なし)が55.4%で多数だったのに対し、女性ではマンションが49.5%で多数となった。また、住み替えられる“現実的な家”についても同様に、男性の最多は50.9%で一戸建てを選んだのに対し、女性の最多は53.8%でマンションを選んだことが分かった。この結果から、住まいに求めるタイプとしては、男性は「一戸建て派」が多く、女性は「マンション派」が多いことが明らかになった。

 詳細は、同社ホームページ参照。


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