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高遮音床システムが日本音響学会「第20回技術開発賞」を受賞/積水ハウス

 積水ハウス(株)は17日、低層賃貸住宅用に開発したオリジナル高遮音床システム「シャイド55」が、一般社団法人日本音響学会の「第20回技術開発賞」を受賞したと発表した。

 同賞は、音響に関する工業技術の進歩発展に特に貢献したと認められる個人、グループ、法人を表彰するもの。

 「シャイド55」は、「上階から聞こえる床の衝撃音」を軽減するシステムで、押し出し成型セメント板を基材に採用した「シェルシャットスラブ」と、業界初の「天井設置床衝撃音用ダイナミックダンパー(DD)」などを組み合わせ、一般的な鉄骨造の賃貸住宅における床の遮音性能「L-65」に対し、10dBダウンの「L-55」を実現。

 今回の受賞では、装置のサイズ、重量という点で、床衝撃音対策としての実用化が困難であったダイナミックダンパーを天井に組み込めるようにコンパクト化した技術、また設置個数で床衝撃音低減量の調整ができる実用性などが評価された。

 詳細は、ホームページ参照。 


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