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埼玉・「越谷レイクタウン」駅南口で、日本初の「マイクログリッドゾーン」構築へ/積水ハウス

 積水ハウス(株)は28日、埼玉県、越谷市、地権者、民間企業と連携し、JR武蔵野線「越谷レイクタウン」駅南口(埼玉県越谷市)に、スマートハウスとスマートショップを結ぶ電力・情報通信網を構築する日本初のモデル街区「マイクログリッドゾーン」を構築する。

 同社は現在、同地において、全棟スマートハウスによるモデルハウスと店舗からなる「展示場ゾーン」の計画を進めている。その「展示場ゾーン」の中の「マイクログリッドゾーン」(敷地面積約3,800平方メートル)で、スマートハウス7棟とスマートショップ1棟が、発電した電力を、情報通信技術を駆使して融通し合う電力・情報通信網の構築を行なう。5月31日に関係者による事業協定を締結し、12月にモデル街区をオープンする予定。なお、同プロジェクトは「スマート街区先導モデル事業」として、埼玉県と越谷市からの補助金交付が予定されている。

 同社は今回のプロジェクトで、今後想定される計画停電や電力価格変動などのエネルギー問題に影響されないコミュニティの実現、災害時には自立した電力供給ができる安全安心なコミュニティの実現を推進していく。取得した技術情報の成果は広く一般に発信。技術発表会、見学会、モデルハウス宿泊体験なども実施する。


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