東京都はこの度、低炭素ビルに関する評価指標(ベンチマーク)を作成した。
都では、低炭素で防災力と快適性を兼ね備えた「スマートエネルギー都市」への転換を目指しており、そのためにもCO2排出量の少ない低炭素な建築物の普及の促進を図るため、設定したもの。
同ベンチマークは、「地球温暖化対策報告書制度」により収集された情報(3万件を超える中小規模事業所のCO2排出量等)を活用して作成。年間の排出量の実績値を床面積で割り、延べ床面積当たりのCO2排出量に応じて設定することで、CO2排出量を比較評価することができる。
排出原単位19.6以下の「A4レンジ」から117.2超「Cレンジ」までの7単位で評価する。
都では、同ベンチマークの普及により不動産投資家やテナント事業者の低炭素ビルの選択を促し、不動産市場における評価を通じて低炭素ビルの普及や省エネ改修を進めていきたい考え。
詳細は、東京都ホームページを参照のこと。