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物流施設、東京圏・大阪圏とも空室率改善/一五不動産情報サービス

 (株)一五不動産情報サービスは5月31日、2012年4月の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。
 延床面積または敷地面積が5,000平方メートル以上の賃貸物流施設東京圏184棟・大阪圏44棟を対象に実地確認およびヒアリング調査を実施したもの。

 当期の東京圏の空室率は1.9%(前期比1.8ポイント改善)となった。また、新規需要は16万6,000平方メートルと、新規供給の4.8万平方メートルを大幅に上回る結果となった。 
 募集賃料水準は1坪当たり3,920円(前期比▲1.8%)に下落したが、東京圏の募集賃料はここ数年一進一退で推移しており、概ね横ばいとなった。

 大阪圏の空室率は0.2%(同1ポイント改善)し、9四半期連続の回復。賃貸市況の回復がより鮮明となった。
 募集賃料は1坪当たり3,250円(同2.2%増)と上昇。当面はオーナー優位の賃貸市況が続くと見込まれる。


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