JREITのポータルサイト「JAPAN-REIT.COM」を運営するJAPAN-REIT運営事務局は5日、個人投資家向けのアンケート調査結果を公表した。同サイト内に設置したアンケートによるもので、回答数は287。
回答者の年齢は50~60歳代が過半数を占め、JREITがシニア世代の資産運用対象として高く認識されていることが伺えた。JREITの仕組みや銘柄の特徴についても、90%以上が理解していると回答した。
JREIT投資を始めた理由は「分配金利回りが高い」が全体の86%でトップ。「キャピタルゲインが見込める」はわずか16%に留まっており、インカムゲインとしての特性が支持されていた。
銘柄を選択する基準や重視することは、「分配金利回り」が88%とトップ。1口分配金の「安定性」が「成長性」を大きく上回り、JREITに対し、成長性より安定性を求める傾向が見られた。また投資運用期間は「5年以上」(57%)が過半数を占め、長期投資の対象としていることが伺えた。
また、JREITに今後必要な制度は、「投資主割当増資」「インサイダー規制」「内部留保」など、既存投資主の権利や利益を毀損させない仕組み・運用体制が目立った。