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福島の休業ゴルフ場を、大規模太陽光発電所に再生/森トラスト

「ラフォーレ白河ゴルフコース」

 森トラスト(株)は7日、現在休業中の「ラフォーレ白河ゴルフコース」(福島県西白河郡)で、大規模太陽光発電(メガソーラー)事業を開始すると発表した。

 同社グループでは、震災エリアにおける地域経済復活のためには、地域への設備投資、拠点の整備を通じた新たな産業の創出が不可欠と判断し、同物件をゴルフ場として再生するのではなく、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の事業化を目指すことにした。第1期事業では2メガ(出力2MW、発電量 200万kWh/年)規模で開始し、将来的には第2期事業を実施して10メガ(第1・2期合計出力10MW、発電量1,000万kWh/年)規模へ拡大する方針。13年度中の開始を予定している。

 また、同事業を太陽光パネルをはじめとした再生可能エネルギーの技術研究の場としても活用するとともに、「エコBCPビル」として同社が開発を進める「京橋OMビル」(2012年9月竣工予定)をはじめとした都心のビルでもこれらの技術導入を検討するとともに、他のリゾートエリアの遊休土地活用も視野に入れ、地方の地域活性化に資する事業展開など、社会的意義のある活動展開を図るとしている。


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