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会長に全日・川口 貢理事長を選任/賃貸不動産経営管理士協議会が総会

「賃貸管理業の高度化を図り、多様化する住生活ニーズに応え、安心・安全で豊かな住環境を目指していく」と挨拶した川口会長

 賃貸不動産経営管理士協議会は8日、東京グリーンパレス(東京都千代田区)で第6回定期総会を開催。2012年度事業計画案などを承認した。また、役員改選に伴い、新会長に川口 貢氏((社)全日本不動産協会理事長)を選任した。

 11年度は、賃貸不動産経営管理士「基本講習」を12回実施。2,586名が申し込み、2,487名が受験、1,900名が合格した。「登録講習」は2回実施、1,883名が受講。12年3月末時点の登録者数は、2万2,262名となった。12年度は、賃貸不動産経営管理士制度の周知を重点項目とし、協議会に加盟していない他団体への呼び掛けを継続、普及を図っていく。併せて、同協議会の公益法人化への取り組み、有資格者へのフォローアップ教育・支援業務の調査・研究の実施等に注力する。

 なお、高度な専門知識を持った資格者を数多く輩出していくため、13年度より資格取得方法を変更する。13年度以降は、全国統一試験を年2回実施、試験合格者は倫理憲章の署名・レポート等を提出する。

 総会後の懇親会で挨拶した川口新会長は、「11年12月に賃貸住宅管理業登録制度が発足したことで、賃貸不動産経営管理士の役割はますます重要になってくる。適正な賃貸管理業のあり方と高度な専門知識を持った専門家に対する社会的要請に応えるため、13年度開始を目指し、新たな資格付与体制の構築に取り組んでいく。今後も、賃貸管理業の高度化を図り、多様化する住生活ニーズに応え、安心・安全で豊かな住環境を目指していく」などと挨拶した。


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