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東京・大手町のオフィスビル2棟の建て替えに着手/三菱地所

「(仮称)大手町1-1計画」外観イメージ

 三菱地所(株)は11日、「(仮称)大手町1-1計画」(東京都千代田区)による「りそな・マルハビル」「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」(いずれも東京都千代田区)の2棟の建て替えに着手した。

 同計画は、皇居および外苑濠の水と緑と調和した、国際金融拠点「大手町」にふさわしい高度高質な国際的業務機能の整備を目的に2棟のオフィスビルを建設するもの。皇居の水と緑と調和した緑豊かな「コミュニティ広場」(約2,800平方メートル)を整備。皇居外濠の水質改善へ、計画地内に濠水浄化装置と貯留槽も設置する。

 また、ビジネスを主体とした中長期滞在に対応できるサービスアパートメント(約120室)等、国際ビジネスセンターの機能強化に向けた多様な業務支援施設を整備。災害時の供給安定性に優れた大容量非常用発電機の配備や、帰宅困難者対応として一時待機施設を建物内外に整備するなど、高度防災都市づくりに向けた取り組みも実施する。

 「りそな・マルハビル」は、敷地面積約6,900平方メートル、延床面積約10万8,000平方メートル、地下5階地上22階塔屋2回建てのオフィスビル。工期は2012~15年度の予定。建て替えは、JXホールディングス(株)との共同事業。一方の「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」は、敷地面積約9,300平方メートル、延床面積約14万7,000平方メートル、地下5階地上29階、塔屋2階建てのオフィス・サービスアパートメント。工期は13~16年度、同社の単独事業となる予定。


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