積水化学工業(株)住宅カンパニーは、鉄骨系住宅の新商品「Newパルフェ」を、7月2日より全国(一部地域を除く)で発売する。
同社は今年4月、大容量ソーラー+HEMS「スマートハイム・ナビ」+定置型大容量リチウムイオン蓄電池「e-Pocket(イーポケット)」の3点セットを搭載した「進・スマートハイム」を発売した。今回の「Newパルフェ」は、「スマートハイム」の基幹商品で、「進・スマートハイム」仕様に加え、建て替え客が住まいに求める要素を強化した。
懸念される巨大地震に備え、引き戸や収納扉、サッシなどの耐震仕様を強化。「進・スマートハイム」3点セットに加え、より高い節電・節水効果を有する最新省エネ仕様として、省エネ性が高い温水暖房便座や浴槽保温フタ、LED照明、水量の少ない便器やキッチン・洗面の自動水洗化などを導入。水道代も含めて光熱費ゼロを目指す。また、高性能遮音床(L-55)も用意し、二世帯居住時の遮音性の向上も提案している。
11日に行なわれた記者会見で、同社住宅カンパニー常務執行役員 住宅事業部長の村上和正氏は「震災以降、二世帯同居のニーズが高まっている。新商品は、ベストセラー商品『パルフェ』を、世の中のニーズに応え耐震仕様を強化したほか、音やプライバシーの問題を改善し、部屋の空気や省エネにも配慮した。メンテナンス費用が掛からず、一般住宅に比べて、節水も含めて光熱費をトータルで年間約40万円カットできる」などと述べた。また、受注の3割を二世帯居住の顧客で取っていく方針を明らかにした。
販売価格は、3.3平方メートル当たり69万円台から(モデルプラン140.7平方メートル、新レジデンス、ウォールパラペット、新快適エアリー、ソーラー4.18kw、蓄電池5.53kwh搭載)。2012年度1,400棟、13年度2,900棟の販売を目指す。