旭化成不動産レジデンス(株)マンション建替え研究所は12日、マンション再生に向けた合意形成活動を進める際の参考となる小冊子「合意形成活動レポート」を発刊した。
多くのマンションの合意形成活動に携わってきた同社(実績は、竣工済み9件、工事中4件、組合設立済み2件)が、これまでの経験を基に1冊にまとめたもの。今回の初刊本では、成功のポイントやありがちな勘違い・失敗例を「合意形成活動レポートVol.1~失敗の原因と成功の鍵~」にまとめ、発行した。
(1)マンション建て替えの検討を始める際に、(2)具体的な検討開始に当たって、(3)合意形成活動の留意点、(4)専門家や事業協力者の役割、の4つの章で構成している。
同社開発営業本部マンション建替え研究所長の向田慎二氏は会見で「当社のこれまでの経験から、合意形成活動が一つのポイントであり、中断や頓挫してしまうケースでは進め方に問題があると感じた。いろいろな考え方、パターンを理解して、適切に対応することで、スムーズに合意形成活動が進められ、管理組合の方などの一助にしていただければ」と述べた。
同研究所では今後も、実例を通して得られた知見を「合意形成活動レポート」として小冊子にまとめ、年に1冊程度の頻度で発行していく予定。
なお、同レポートは、マンション再生を検討の管理組合など希望者に無料で配布する。
資料の請求は同研究所のフリーダイヤル(0120-202-846)またはウェブサイト(http://www.asahi-kasei.co.jp/tatekae-lab/index.html)にて受け付ける。