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1口当たりの分配金は1万2,790円/NOF12年4月期決算

 野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は15日、2012年4月期決算を発表した。

 当期(11年11月1日~12年4月30日)の運用状況は、営業収益124億4,100万円(前期比▲8.8%)、営業利益55億2,900万円(同▲11.1%)、経常利益39億300万円(同▲15.7%)、当期純利益39億200万円(同▲15.7%)。1口当たりの分配金は1万2,790円(同▲2,047円)となった。

 当期は、稼働率の維持・向上のため、新規テナントの積極的な誘致を図るとともに、入居テナントの顧客満足を高める施策に注力。既存テナントとの契約更新に際しては、賃料水準の下落を最小限にとどめるよう交渉したところ、退去面積は低位で推移。内部増床の増加もあり、期末時点の平均稼働率は97.1%まで回復した。
 併せて、保有物件の入れ替えを推進、東京都心部で築年数の浅い3物件を取得。期末時点におけるポートフォリオは51物件、取得価格合計は3,754億円となった。
 
 次期については、営業収益126億800万円、営業利益53億3,500万円、経常利益37億5,400万円、当期純利益37億5,300万円、1口当たりの分配金1万2,300円を見込んでいる。


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