(公社)首都圏不動産公正取引協議会は15日、ANAインターコンチネンタル東京(東京都港区)で平成24年度通常総会を開催し、平成23年度事業報告および収支決算の承認、平成24年度事業計画および収支予算を可決した。併せて、役員改選期に伴い、植木正威氏(東急不動産(株)代表取締役会長)が会長に選任された。
今年度は、(1)加盟事業者等に対する規約の普及啓発活動、(2)一般消費者に対する啓発、(3)一般消費者からの相談・苦情等の処理、(4)規約違反行為の未然防止等の対応、(5)不動産連合会の事業への積極的参加、等を実施していく。
また、牧山烝治氏((株)ワコー・コーポレーション)が会長代行副会長に、長沼卓司氏(長大建設(株))、福田和生氏(東急リバブル(株))、小田桐 信吉氏((株)桐信エステート)が副会長に、同協議会の谷 正志氏が専務理事に就任した。
総会後の懇親会で挨拶した植木会長は、「消費者目線に立った不動産広告の適正化等を推進することにより、お客さまの自主的かつ合理的な選択を確保していく。また、事業者間の公正な競争秩序を確保するために、不動産広告のよりいっそうの適正化に努める。5月31日から施行となった『表示規約・施行規則の一部変更』については、変更内容はもとより、表示規約全般を加盟事業者が遵守するよう、周知徹底に努めていく」などと述べた。