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首都圏中古マンション価格、下落傾向続く/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは20日、2012年5月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計算出、70平方メートル当たりに換算したもの。

 首都圏の中古マンション価格は2,880万円(前月比▲0.4%)と、12年に入って以降下落傾向が続いている。都県別では東京都が3,699万円(同▲0.3%)と15ヵ月連続の下落。また、埼玉県が1,849万円(同0.2%増)と反転上昇したものの、神奈川県(2,465万円、同▲0.7%)や千葉県(1,844万円、同▲0.5%)が引き続き下落傾向となり、全般的なに弱含み基調が続いている。

 近畿圏の中古マンション価格は1,796万円(同▲0.7%)と3ヵ月連続の下落となり、10年8月以来維持してきた1,800万円台を割り込む結果に。地域別では大阪府が1,827万円(同▲0.5%)と下落が継続。一方、兵庫県は1,819万円(同▲1.0%)と反転下落し、連続上昇が4ヵ月でストップする結果となった。
 中部圏は1,497万円(同▲0.9%)、愛知県は1,533万円(同▲0.4%)だった。


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