森ビル(株)は29日、同社の軌跡・挑戦を建築・設計技術の側面から記述した書籍『森ビル 建築から都市へ』(『新建築』7月号別冊、(株)新建築社刊)を発刊する。
約半世紀にわたり建築から都市へと発展してきた同社事業の変遷を、時代区分で整理し構成したもの。写真・図版等を豊富に用い、ビジュアルブックとしても同社の仕事を総括した初の書籍となる。
構成は、第1章「ナンバービルの時代」、第2章「アークヒルズの時代」、第3章「六本木ヒルズの時代」など各章で、プロジェクトごとに当時の時代背景等を受け、建築設計の観点からどのような検討、判断を行なったのかをフロー図を用いて解説。終章には2030年の東京像も記した。
同社は、同書を未来の都市づくりへの一助として、全国大学の建築・デザイン系、都市工学系学科に寄贈する予定。A4変形版・カラー268頁。価格は3,500円(税込み)。詳細は、ホームページ参照。