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リート事業を強化、“HF”を冠した新ブランドを導入/平和不動産グループ

 平和不動産(株)は28日、平和不動産リート投資法人(HRE)の資産運用会社、平和不動産アセットマネジメント(株)と業務提携に関する協定書変更合意書を締結したと発表した。

 同社は、昨年10月に公表した中期経営計画において、リート事業の推進を主要な事業戦略の一つとして位置づけており、その具体的な取り組みとして、昨年度は、同投資法人へのウェアハウジング機能を発揮し、オフィスビル「広小路アクアプレイス」を取得、稼働率を向上させた後、同投資法人へ売却を実施した。
 今般は、さらなるリート事業に経営資源を投下して同投資法人の着実な成長に寄与し、同社グループの収益力向上を目指すため業務提携に至ったもの。利益相反の問題に適切な考慮を払いながら同社が培ってきたノウハウ等を活用し、同投資法人の運用資産の着実な成長と中長期的な安定収益の確保し、バリューチェーンの構築を一層進めることで、同社グループの収益力向上を目指す。

 具体的には、同社グループが保有または開発する物件の売却に関する優先交渉権の付与、同社が取り扱う仲介物件に関する優先的な情報提供、同投資法人への売却を考慮した物件の当社による先行取得の検討などを盛り込んだ。

 それに伴い、平和不動産リート投資法人は同日、保有する運用資産に新ブランドを導入すると発表した。平和不動産の頭文字“HF”を冠したブランド名で、“Human(ひと)に応える、Flexible(自在)な快適空間を提供する”のがコンセプト。オフィスは「HF(所在地等)ビルディング」、レジデンスは「HF(所在地等)レジデンス」となる。
 名称変更はテナント等の了承を得ながら順次行なっていく。


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