（独）都市再生機構西日本支社（UR西日本支社）とムジ・ネット（株）は28日、団地リノベーションの共同企画「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」を発足したと発表した。
UR西日本支社は、現在、近畿2府4県を中心に444団地約21万2,000戸の賃貸住宅を管理する。一方、ムジ・ネットは、無印良品事業を行なっている（株）良品計画の子会社として、「木の家」「窓の家」「朝の家」の3商品をラインナップした長期優良住宅認定仕様の「無印良品の家」注文住宅の事業を推進している。
今回は、両社がそれぞれのブランドイメージに共感し、共同で団地リノベーションに取り組むことの連携協定を締結したもの。
具体的には、「新千里西町」（大阪府豊中市）、「泉北茶山台二丁」（大阪府堺市）、「リバーサイドしろきた」（大阪市都島区）の3団地において、2012年秋以降に5プランのリノベーションモデルを公開予定。現代の“壊して作るリノベーション”から、“壊し過ぎず、作り過ぎないリノベーション”を目指す。
また、ムジ・ネットの専用ホームページ上でユーザーとのコミュニケーションを行ないながら、現代の多様化した日本の暮らしに、新たな賃貸リノベーションのスタンダードを発信していく。すでに、WEB上のコミュニケーションが始まっており、多くの意見が寄せられているとして、これらを踏まえ、新たな賃貸リノベーションのかたちができる過程をすべてWEB上で公開していく方針。