国土交通省は2日、2012年度「既存住宅流通・リフォーム推進事業」の募集を開始した。
同事業は住宅ストックの品質向上および既存住宅の流通活性化を図るため、既存住宅の売買や分譲共同住宅の大規模修繕工事に際して、住宅瑕疵担保責任保険法人による検査、瑕疵保険への加入等を行なう事業について、その工事費用等の一部を助成するもの。
主な補助要件は、一戸建て住宅または共同住宅といった「既存住宅流通タイプ」で、(1)個人が自ら居住の用に供するための既存住宅を取得し、住宅の性能の維持・向上を図るためのリフォーム工事を行なうこと、(2)既存住宅売買瑕疵保険とリフォーム瑕疵保険の両方に加入すること、(3)住宅履歴情報を蓄積すること。
一方、分譲共同住宅等の「大規模修繕タイプ」では、(1)分譲共同住宅の大規模修繕工事として、別途定める技術基準に従い、長寿命化工事(必須工事と選択工事の規定あり)、(2)大規模修繕工事瑕疵保険の保険契約に加入すること、(3)住宅履歴情報を蓄積すること、等が要件となっている。
応募期間は10月19日まで。詳細および申込方法については、同省ホームページを参照のこと。