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住宅地価格、中古マンション価格とも値下がり率が拡大/野村不動産アーバンネット調査

 野村不動産アーバンネット(株)は5日、2012年7月1日時点の首都圏「住宅地地価」と「中古マンション価格」の実勢調査結果を発表した。四半期ごとに実施しているもの。調査地点数は、住宅地140、中古マンション216。

 住宅地地価の平均変動率は▲1.0%(前回▲0.5%)。東京都下の値下がり率が拡大したことで、全エリアの値下がり率も拡大した。前四半期より「値上がり」を示した地点は3.6%(同4.3%)、「横ばい」が66.4%(同72.1%)、「値下がり」が30.0%(同23.6%)と値下がり地点が3割を超えた。

 中古マンション価格は、平均変動率が▲1.1%(同▲0.5%)。全エリアで値下がり率が拡大。前四半期比で「値上がり」を示した地点は2.3%(同4.6%)、「横ばい」が52.8%(同65.7%)、「値下がり」が44.9%(同29.6%)と、値下がり地点割合が急増した。

 なお、11年7月~12年6月の1年間の地価変動率は、首都圏平均で▲3.4%(同▲2.8%)、中古マンション価格変動率は▲3.6%(同▲3.1%)と、いずれも値下がり傾向が強まった。


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