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東京のオフィスビル空室率、新規供給の影響少なくほぼ横ばい/三鬼商事調査

 三鬼商事(株)は8日、2012年6月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は9.43%(前月比0.03ポイントアップ)とほぼ横ばい。新規供給の影響が少なく、1ヵ月に増加した空室面積は約5,400坪にとどまったことなどによる。新築ビルの空室率は、新築ビル5棟が高稼働で竣工したことなどにより36.37%(同▲2.79ポイント)。既存ビルの空室率は、新築ビルへの移転があった一方、大型成約もあったことから8.49%(同0.07ポイントアップ)と小幅な上昇になった。
 平均賃料(坪単価)は、新築が2万2,604円(同▲200円)、既存ビルが1万6,613円(同38円増)となった。
 
 大阪ビジネス地区の平均空室率は10.08%(同▲0.11ポイント)で、新築ビルの空室率は77.82%(同12.69アップ)、既存ビルは9.93%(同▲1ポイント)となった。平均賃料は新築が1万7,166円(同変化なし)、既存ビルが1万1,379円(同▲13円)。


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