天然砕石を活用した環境対応型の地盤改良工法「HySPEED工法」のネットワークを展開するハイアス・アンド・カンパニー(株)は6日、「第6回HySPEED工法全国大会」を開催した。
大会では、同社取締役常務執行役員・柿内和徳氏は、同工法の現状報告を行ない、5月末までの施工数が累計1万3,414棟と堅調に推移しているとした。また、同社が実施した一般消費者対象の「地盤に関する意識調査」結果についても触れ、「マイホームを建てる時に地盤改良が必要な場合、『住宅の不動産価値を下落させないためには費用が掛かっても構わない』という人が、そうでない人の3.3倍となった。今後も引き続き受注を伸ばしていきたい」などと述べた。
ただ、東日本大震災の影響で、地盤に対する意識が高まっているものの、実際の動きは伴っておらず、「地盤改良のリスクやコストについて説明を受けたいという要望が多い」(同氏)とした。
この他大会では、総施工数を競う受注キャンペーン2012の表彰式と、優秀賞を受賞した(株)宮崎組と徳本砕石工業(株)による活用事例の紹介などが行なわれた。