(株)インテリックスは13日、2012年5月期決算短信を発表した。
当期(11年6月1日~12年5月31日)の連結経営成績は、売上高275億7,200万円(前期比2.8%増)、営業利益5億2,800万円(同▲60.6%)、経常損失6,400万円(前期:経常利益7億6,700万円)、当期純損失1億1,800万円(同:純利益5億5,600万円)。
下期におけるその他不動産事業の寄与があったものの、震災前後に仕入れた物件の早期売却に向けた販売価格の調整や、たな卸評価損4億5,400万円の計上等により、最終赤字となった。
主力の中古マンション再生流通事業は、販売件数1,123件(前期比▲8件)、平均販売価格2,233万円(同▲2.2%)にとどまり、物件販売の売上高は250億8,100万円(同▲2.9%)。マンションによる賃貸収入売上は、保有する賃貸物件数の減少で、2億9,300万円(同▲16.4%)に。結果、売上高254億700万円(同▲3.1%)、営業利益4億3,500万円(同▲71.7%)となった。
その他不動産事業では、建て替えプロジェクトの販売開始が売り上げに寄与。収益物件の売却も加わり、その他不動産(ビル、戸建て、土地等)の物件販売による売上高は15億6,000万円(前期は販売取引なし)と伸長。その他不動産による賃貸収入売上5億200万円(前期比7.4%増)、その他収入売上1億200万円(同▲23.4%)となり、売上高21億6,500万円(同260.1%増)、営業利益5億1,000万円(同90.6%増)を計上した。
次期については、売上高254億8,900万円、営業利益8億6,500万円、経常利益3億3,100万円、当期純利益2億4,100万円を見込む。