(株)不動産経済研究所は18日、2012年上半期(1~6月)および6月度の「首都圏のマンション市場動向」を発表した。
同期のマンション発売戸数は2万746戸(前年同期比14.0%増)と、東日本大震災の反動もあり増加した。地域別では東京都区部8,784戸(同6.7%増)、東京都下2,749戸(同72.7%増)、神奈川県5,105戸(同4.3%増)、埼玉県2,433戸(同13.1%増)、千葉県1,675戸(同26.6%増)となった。
一方、初月契約率の平均は77.6%(同▲1.9ポイント)と下落したが、3期連続の70%台に。1戸当たりの平均価格は4,512万円(同▲2.5%)、1平方メートル当たりの単価は64万2,000円(同▲2.0%)と、上期としては2期連続で価格・単価共にダウンした。
上半期の即日完売戸数は2,887戸(発売戸数の13.9%)。なお、下半期の発売戸数は、3万2,300戸(同22.8%増)の見込みで、秋口以降の供給攻勢になるとみている。
一方、6月の首都圏マンションの新規販売戸数は4,007戸(前年同月比16.4%増)となった。月間契約率は 78.7%(同▲0.5ポイント)、1戸当たり価格は4,458万円(同▲1.1%)、1平方メートル単価62万8,000円(同変化なし)。翌月繰越販売在庫数は4,996戸(前月比▲165戸)となった。
なお、7月の販売戸数は5,000戸前後となる見込み。