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注文住宅の営業現場にタブレット端末を本格導入/S×Lほか

「スマートハウジング」のグレード別提案と光熱費シミュレーションをする「スマートシュミレーション」の画面

 (株)ヤマダ電機とエス・バイ・エル(株)(S×L)は19日、注文住宅の図面作成・見積連動機能等、顧客の住まいづくりをスムーズかつスピーディに行なうアプリケーションを搭載したタブレット端末を、7月21日より全国の注文住宅営業に順次配布し、営業ツールとして本格導入すると発表した。

 両社では、今年1月より、一部機能を搭載したタブレット端末を一部営業で先行導入し、携帯性・操作性・環境および顧客の反応等を検証・確認。段階的に機能の追加や改善を行なってきた。

 今回搭載するアプリは、タブレット上の簡単な操作で間取りを自由に作成できる「図面作成」機能や、キッチン・外装材等のオプションアイテムを、画像を見ながら選択できる「アイテムセレクト」機能を搭載。また、その間取りやアイテムに連動して、即座に見積金額を提示することができる「見積連動」機能を搭載し、その金額に対する「総予算計画」や「資金計画」もリアルタイムに確認可能とした。そのほか、初期セールス支援ツールとして、「スマートハウジング」のグレード別提案と光熱費シュミレーションを行なう「スマートシミュレーション」などを搭載している。

 スムーズな住まいづくりの実現と営業活動のスピードアップを図り、効率的な受注拡大につなげていく方針。全国で20ヵ所(6月30日時点)のヤマダ電機店舗内に展開している住まい専用ブース「トータルスマニティーライフコーナー」においても、同タブレット端末を使用した営業活動を積極的に進めていく予定。


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