（株）日本エスコンは、2009年に行なった産業活力の再生および産業活動の革新に関する特別措置法所定の特定認証紛争解決手続（事業再生ADR手続き）に基づく債務弁済猶予期間を繰り上げ、新たな返済計画による約定弁済を開始したことを受け、19日、事業再生ADRの完結を宣言した。
同社は、事業再生ADRによる再生計画に基づき、保有資産の最適化や一般管理費等の削減により財務体質の改善、新規分譲マンションの事業化や事業用地の仕入促進、などを展開。また、資金投下が少なく、高利益率かつ短期間サイクルでの収益確保が可能な不動産企画仲介コンサル等フィービジネスの強化にも努めた。
その結果、10年12月期・11年12月期と2期連続黒字化を達成。メインバンクからの新規プロジェクト融資も再開していた。