大東建託(株)は27日、2013年3月期第1四半期決算の説明会を開催した。
当期(12年4月1日~6月30日)の連結売上高は2,446億4,800万円(前年同期比8.8%増)、営業利益95億6,800万円(同21.8%増)、経常利益100億7,200万円(同21.4%増)、当期純利益58億2,900万円(同12.9%増)。
主力の建設事業は、完成工事高が825億7,000万円(同9.7%増)、売上総利益が284億円(同4.0%増)と順調に推移したものの、労務費がかさんだ影響で、完成工事総利益率が34.5%(同▲1.9ポイント)。受注工事高は1,566億7,800万円(同8.8%増)だった。
不動産事業では、サブリース物件の増加などが寄与し、売上高は1,542億3,500万円(同8.1%増)。単体での入居者斡旋件数は、東日本大震災の影響による在庫不足で4万7,397件(同▲0.9%)。居住用入居率は96.1%(同0.4ポイント上昇)、事業用入居率は94.7%(同1.7ポイント上昇)となった。
説明に立った同社取締役執行役員経営管理統括部長の西村智之氏は「東京23区、川崎市・横浜市での営業を強化し、受注が好調だった。建築営業の人員確保も順調に推移しており、一人当たりの受注高も前年同期比で20万円アップしている。今後も受注高1,600万円を維持していきたい」と述べた。
通期については、売上高1兆1,669億円、営業利益840億円、経常利益865億円、当期純利益512億円と予想している。