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6月の建設工事受注高、2ヵ月ぶりに増加/国交省調査

 国土交通省は31日、2012年6月の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。

 同月の受注高は、8,663億円(前年同月比4.6%増)と2ヵ月ぶりに増加。国内では公共工事が増加し、民間工事が減少。国内合計は8,514億円(同6.1%増)と3ヵ月連続の増加。

 民間工事は6,106億円(同▲1.4%)と3ヵ月ぶりに減少。製造業では14.6%増、非製造業では▲5.5%となった。発注者別では、不動産業、製造業、情報通信業等が増加し、サービス業、運輸業、郵便業、金融業、保険業等で減少した。工事種類別では建築が増加し、土木が減少。事務所・庁舎、工場・発電所等が増加し、住宅・教育・研究・文化施設等が減少した。

 公共工事は2,053億円(同39.6%増)と6ヵ月連続で増加。国の機関(同25.5%増)は2ヵ月ぶり、地方の機関(同55.1%増)は6ヶ月連続で増加。発注者別では、国の機関は独立行政法人、政府関連企業等が増加し、国が減少。地方の機関では地方その他以外が増加している。なお、工事種類別では、建築、土木ともに増加。道路、医療・福祉施設等が増加し、事務所・庁舎、上・下水道が減少した。


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