ミサワホーム(株)は1日、快適な暮らしをサポートする気象情報連携サービス「太陽と風のスマートガイド」を(一財)日本気象協会と共同開発し、同社オリジナルHEMSサービス「enecoco(エネココ)」を通じて提供を開始した。
同社はこれまで、太陽光や風など自然の恵みを有効活用する手法「微気候デザイン設計」を開発。まちづくりや住宅のプランニングに採用するとともに、室内空間に風の通り道をつくることにより無風時にも温度差を利用して排熱が可能な「風洞設計」や、電動トップライト・シーリングファン・エアコンを自動制御・運転する「涼風制御システム」などを開発してきた。
「太陽と風のスマートガイド」は、同社のこれらのノウハウと日本気象協会が持つ市町村ごとの気温や湿度、風向き、風速、日照などの気象予測情報を連携させることで、地域や時間帯別の快適な暮らし方や省エネアドバイスを可能にしたサービス。
日差しを遮るタイミングを4段階でガイドする「太陽のスマートガイド」、窓を開けることで心地良い風が入るレベルを8段階でアドバイスする「風のスマートガイド」、真夏に起こる熱中症についての危険度と予防策を5段階でガイドする「夏とおともだちガイド」の3つのガイドで構成されている。
これらの情報は「enecoco」利用者のスマートフォンやタブレット端末などで閲覧が可能。ガイドする内容は、季節に応じて変更していくとしている。