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販管費削減により営業利益8,000万円を計上/日神不動産13年3月期第1四半期決算

 日神不動産(株)は3日、2013年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(12年4月1日~6月30日)は連結売上高100億6,400万円(前年同期比47.5%増)。営業利益は、子会社である多田建設(株)の販管費削減により8,000万円(前年同期:営業損失6,600万円)を計上。前年同期は2億5,900万円だった営業外収益が当期は6,000万円に留まったため、経常利益6,500万円(前年同期比▲28.8%)となった。当期純損失は2,000万円(前年同期:純利益1億1,000万円)。

 主力の不動産事業では、前期在庫物件を中心に新築分譲マンションを販売。前年同期と比較して「パレステージ」シリーズのみの販売だったことや、1戸当たり面積が若干広くなったことから販売単価が上昇し、売上高31億8,200万円(同75.0%増)を計上した。セグメントは損失1億8,400万円(前年同期:セグメント損失3億3,200万円)。

 建設事業については、多田建設(株)の建設受注は引き続き好調であるものの、建築資材費や人件費の上昇により利益率が低下。売上高49億7,700万円(前年同期比34.4%増)、セグメント利益3,500万円(同▲69.3%)となった。

 なお、通期では連結売上高530億円、営業利益28億円、経常利益27億円、当期純利益22億円を見込んでいる。


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