(株)LIXILグループは6日、2013年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~6月30日)の連結売上高は、前期に新規連結となった子会社や既存事業に震災反動の増加があったことなどが寄与し、3,261億8,600万円(前年同期比20.0%増)。営業利益は、タイの洪水災害対応に伴うコストアップや販売価格水準の悪化があったものの、コストダウンや諸経費の削減に努め、32億8,000万円(同88.5%増)。経常利益は36億8,900万円(同28.3%増)となった。当期純利益は、関係会社株式売却益があったもののタイの洪水やショールーム統合に関連する損失を計上したこと、前年同期に多額の法人税調整額の戻し入れがあったことなどにより10億7,200万円(同▲95.5%)の減益になった。
主力の金属製建材事業は、前期に新規連結となった子会社の影響などから、売上高1,438億9,600万円(同31.4%増)と増収。一方、コストダウンや諸経費の削減に努めたものの、タイの洪水に伴うコストアップや売価の低下などにより、2億8,100万円の営業損失(前年同期:営業利益3億5,600万円)を計上。
住宅・不動産他事業においては、受注・販売活動に注力したことなどから、売上高131億1,600万円(同2.9%増)、営業利益8億700万円(同71.9%増)と増収増益になった。
なお、通期では連結売上高1兆4,700億円、営業利益500億円、経常利益500億円、当期純利益290億円を見込んでいる。